男性の抜け毛・女性の抜け毛
男性であれば誰しも身近にかつ潜在的に抱える薄毛の悩み。全体の率からすれば少ないながらも、より深刻と言える女性の薄毛問題。共通する事・違う事、両者の観点から抜け毛にまつわる諸事情をレポートします。
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男性型脱毛症とは?-01
男性型脱毛症とは?
その疑問は、その他多くの疑問を派生させます。 極端な抜け毛や薄毛を経験する人々の多くの疑問− このAndrogenetic AlopeciaまたはAGA(男性型脱毛症)はどこからやってくるのか。 そして、なぜそれは遺伝的なものに由来するのかということです。 長年、多くの人々が、老化に応じてはげていくのが普通であると信じていました。 実際に1日に50〜100本の抜け毛があるのは正常なことです。 しかしAGA(男性型脱毛症)として知られている遺伝的な抜け毛は、 若ハゲという、人生で異常なハプニングと言えます。 男性型脱毛症とは?-02
男性型脱毛症は最も一般的なタイプの抜け毛の要因です。
それは主に男性に起こります。 それはアメリカだけでも約3,500〜4,000万人の男性に影響するという統計も有ります。 これこそが男性型脱毛症として名前を得た理由です。 それが男性に起こった瞬間から、M字型なパターンを人の頭に形成するように、 額の生え際は後退し始めます。 この種類のハゲは、通常だと十代の頃には始まって、40〜50歳までに明確に現れてくると言われています。 この年代で、抜け毛・薄毛はフロントから頭頂部へと上がっていき、 残された髪は、丁度、馬の蹄鉄のような形を形成します。 日本人の場合は、頭頂部から薄くなることが比較的多いようです。 男性のこの抜け毛は、いずれ総ハゲに導かれることが多いケースでもあります。 総ハゲとは、「サザエさん」の波平さんから、 頭頂部の一本を取ってしまった感じでしょうか。 女性では、これが異なってきます。 一般的に女性がこれを経験するのは更年期の後だと言われています。 しかし、男性と違い、それが総ハゲに繋がることは非常に稀です。 また、女性の抜け毛の場合は、生え際の後退という現象は起きないため、 いわゆるパターンとしてのハゲということにはならず、 全体的な、あるいは個体差による部分的な薄毛という発現の仕方になると言われます。 男性型脱毛症とは?-03
この抜け毛を引き起こす主な要因は、
ジヒドロテストステロンまたはDHTと呼ばれる男性ホルモンです。
それは睾丸で造られる男性ホルモン・テストステロンの副産物で、 髪の毛包を敏感にし、発毛しようとするそれを縮まらせる問題を引き起こします。 高レベルのDHTのために、毛嚢は正常な時期とサイクルで髪を生産出来なくなります。 そしてそれは、以前より短くて小さい毛幹しか作り出せなくなります。 これが繰り返され始めるときに異常が起こります。 また、AGAになってしまうような疾患も有ります。 男性では、心臓病、前立腺肥大、癌、糖尿病、肥満、高血圧などの状態が、 男性ホルモン、特にDHTのレベルを引き上げて、AGAへと繋がると言われています。 一方、Polycystic Ovary SyndromeまたはPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)のリスクのある女性は、 遺伝上の抜け毛に対してディフェンスが弱いとも言われています。 男性型脱毛症とは?-04
髪は人の頭上を飾る自然の冠です。
そして、人は、それが生きていくために特別な処置を惜しみません。 しかし、AGAのような抜け毛は容易にストップすることが出来ないのも事実です。 それは、人間の遺伝子、アンドロゲン(男性ホルモン)、 あるいは家系といった奥深い所に根差しているからとも言えます。 それは、老化だと開き直ってしまえば、随分と正常な状態に見えるかもしれません。 しかし、それは間違っており、 いかなる種類の抜け毛も、身体の異常の現れとして対処する事が必要です。 |